こんにちは、わたなべです。タイトルの通り、現在は業務委託の宅配ドライバーで生計を立てています。
転職して2年が経とうとしているので、なぜ僕が宅配ドライバーになったのかを改めて書いていきます。
この記事は、特に次のような方に役に立てればいいなと思い作成しています。
- 宅配ドライバーになる人の転職理由について知りたい方
- 転職してみてどう変わったか、後悔していることはないか知りたい方
- 本当は会社辞めたいけどフリーランスとして生きていくのに不安を持っている方
✅この記事の内容
- 僕が会社を辞めて軽貨物の宅配ドライバーになった3つの理由
- 僕が会社を辞め軽貨物の宅配ドライバーになって良かった5つのこと
- フリーランスになるメリット・デメリット
僕が会社を辞めて軽貨物の宅配ドライバーになった3つの理由
そもそも何で転職したかについては、会社を辞めて労働マルチにハマってしまったり、その後再就職してから適応障害になってしまったり、いろいろ波瀾万丈だったからです。
で、お金がとにかくなかったので、すぐに次の仕事を探す必要がありました。その時の仕事選びの軸は以下の3つでした。
- 個人事業主であること
- 単価が高いこと
- 仕事に専門的なスキル習得を求めないこと
ちなみに僕の職歴は、【会社員→個人事業主→会社員→個人事業主】といった流れです。
個人事業主であること
僕は2回会社員をやり、2回個人事業主を経験しています。
あくまで個人の感想ですが、会社員としてうまくやっていくコツは、人間関係に配慮できることだと思っています。
そうしたスキルが実は欠如していた僕にとって、もう1回会社員をやる気力はなかったので、個人で完結できる仕事1択だと考えていました。
単価が高いこと
1回目の脱サラは失敗に終わったのですが、その時の理由は単価が低かったことにあります。
どれだけ働いても、例えば時給500円とかだと生活していけませんよね。
この時の教訓を生かして、ある程度しんどくても単価の高い仕事を選ぼうと思っていました。
仕事に専門的なスキル習得を求めないこと
僕は、仕事に対して専門的なスキルを身につけたいと常々考えていました。
しかし、難しい仕事よりも簡単な仕事の方が、精神的負担が少ないんじゃないかと考え、単純作業の仕事を選ぼうと決めました。
後に、思ったよりも単純な仕事じゃないなと痛感すことにはなるのですが。
僕が会社を辞め軽貨物の宅配ドライバーになって良かった5つのこと
メンタルを守るために転職したようなものなので、ストレスになる原因をどんどん手放していきました。
その結果、転職して以来後悔したことはほぼゼロ。一方で、良かった点は多数あるのでまとめてみます。
人間関係が薄くなった分ストレスフリーに
最大のメリットは、必要以上な人間関係を作る必要がなくなり精神的に安定したことです。
僕がドライバーをはじめる前は営業畑で、11年もの間営業職に携わっていました。
営業という仕事は、簡単に言うとメーカーと顧客を繋ぐ仕事です。社内で内勤との調整もしなければならないので、常に人と関わり続ける仕事なのです。
関わる人の人数が増えれば増えるほど、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていくもの。
しかし、宅配ドライバーなら必要最小限の人間関係で済みます。今までよく営業やっていなたなぁと思えるほど、抱えるものがなくなり、ストレスフリーで過ごすことができています。
満員電車に乗る必要がなくなった
満員電車で通勤していたのは2年くらいしかありませんが、朝から体力の半分くらい奪われるしんどさでした。
ところが、軽貨物ドライバーなら家から積み込み場までは自分の車でOKです。ここでも人との接触がなくなる分、ストレスを感じずに済みます。
現場まで遠いと辛いですが、委託会社が近くの現場になるよう計らってくれているので、問題ありません。
景色が変わるので気分転換になっている
ドライバーは常に動き回っています。特に、フードデリバリーやAmazonの配送、スポットでの企業配などは、初見エリアになることが多いのですが、僕にはそれが合っていました。
2回目の会社員の際は、会社内に缶詰でひたすらテレアポしていました。それと比べると、今は常に気分転換をし続けている感覚です。
運転が苦にならない方はすごく向いていると思います。
ゲーム感覚で仕事ができている
僕は宅配という仕事に対して、ルールが複数存在するRTA(リアルタイムアタック)だと思っています。
■宅配における気をつけるべきルール
- 安全第一。絶対に事故を起こしてはならない。
- 交通違反を取られてはならない。特に駐禁に注意。
- 誤配(間違った届け先に届けること)をしてはならない。
- 時間指定を守らなければならない。
- その他、クレームを受けてはならない。
上記のルールを守りつつ、いかに配達を早く終わらせることができるか。それがこの仕事の美学(?)です。
自己満足ですが、ゲーム性を見出せると楽しくなってきます(きっとこうした感覚を持っているドライバーは多いはずです)。
飲食店の情報を大量に仕入れられるようになった
宅配は飲食店にも結構お届けに行くことがあります。特にフードデリバリーは、必ず飲食店にピックアップしに行くので、店舗情報が大量に入ってきます。
集中的に飲食店を回っていたことがありますが、「こんなところにこんな店があるのか!」と新発見があります。
仕事中は当然食べてはいけないので、お金を貯めつつオフの日に食べに行くサイクルが良いと思います。
フリーランスになるメリット・デメリット
軽貨物で稼働している宅配ドライバーは、ほぼ全員がフリーランスです。僕も、10年ほど会社員を経験した後、フリーランスになりました。
雇用契約ではなくなる分、良くも悪くも自己責任となります。そこでこの章では、フリーランスのメリットとデメリットについて、思うところを書いていきます。
フリーランスになるメリット
上司の命令を聞く必要がない
会社員時代、上司(特に拠点長)の言うことは絶対でした。しかし、フリーランスになると上司が存在しないので、上司の言うことを聞く必要がなくなります。
その代わり、クライアントが存在します。仕事をしていく上で、クライアントの要求に応える必要があります。
ただ、クライアントはビジネスパートナーであり、上司ではありません。対等の関係です(たまに上司みたいに接してくる人がいますが、付き合い方がわかっていない人だと思います)。
ドライな関係と言えばそうなのですが、必要以上に干渉されることもないので楽に過ごすことができます。
自由な活動ができる
会社員の場合、活動が制限がちです。僕の勤めていた会社はどこも副業禁止でしたし、SNSでの投稿も十分注意するよう言われます。
実際、僕はFacebookライブをしていた時期がありましたが、会社を辞めるタイミングまで我慢していました。
一方で、フリーランスは自由業とも言われるように、活動内容は本当に自由です。何をしてもいいので、何をしたらいいのかわからなくなるくらいです。
節度はありますが、個人の活動を発信することはもはや当たり前ですよね。
休日を自分で決められる
会社員の場合、会社が決めた出勤日を守る必要がありますが、フリーランスは休日を自分で決めます。
昔、僕が会社を辞めた理由の一つに、土日の休みを確保したいというのがありました。子どもが小さかったので切実だったのですが、会社に相談しても「平日の休みは増えるから」と言われて取り合ってもらえませんでした。
しかし、今はおおむね希望する休みが取れています。
宅配ドライバーは、多くの場合シフト勤務のため思い通りにならないことがあります。ただ、少なくとも休日希望を出すことができますし、調整してもらえます。
フリーランスになるデメリット
社会保険料・年金が高い
社会保険と年金がとにかく高いです。会社員の時は両方合わせて月3万円くらいでしたが、現在は6万円は超えてます。半分負担してくれていた会社のありがたみがわかります。
報酬が安定しない
会社員は基本的に固定級ですが、フリーランスは成果報酬なので、入ってくるお金は不安定です。
宅配ドライバーの場合、繁忙期は稼げるものの、閑散期は報酬が頭打ちになるのが一般的です。
報酬や税金に関しては、別記事で詳細に計算していますので、合わせて是非どうぞ。
確定申告の必要がある
会社員は年末調整を会社がやってくれますが、フリーランスは自分で確定申告する必要があります。
ドライバーの確定申告は勘定科目が少なくて済むので割と簡単ですが、仕入れが多かったり請求書を大量に発行する仕事に就いている方は大変だと思います。
確定申告しないと最悪脱税で捕まるので、フリーランスにとっては必須業務です。
会社員を辞めて宅配ドライバーになることに興味のある方へ
「会社のめんどくさい人間関係から解放されたい」「独立して生きていきたい」と考えて、配送業界に転職される方は多いです。実際、僕もその一人です。
ただ、いきなり脱サラしてしまうと失敗してしまうかもしれません。
そこで、事前に知っておいた方がいいポイントについて、以下でまとめたので、行動を起こす前に是非どうぞ。
今回は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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