こんにちは、わたなべです。
我が家はアパートから戸建てに引っ越してから6年が経とうとしているのですが、入居時に住宅業者の方に定期宅配をお薦めされたものがありました。それが、株式会社タカギさんの浄水カートリッジです。
「あってもいいかな」くらいの軽い気持ちで申し込んだのですが、結局現在まで律儀に使い続けて、6年以上が経過しました。
我が家のように、新築戸建てに入居するとなった際にお薦めされている方も多いのではないでしょうか。
使用したことのない方にとっては、その効果がいかほどのものなのか気になりますよね。そこで今回は、そうした疑問にお答えします。
特に以下のような方に役立てていただけるよう、記事を作成しています。
- 「そもそも浄水カートリッジって何?」と思われている方
- 浄水カートリッジを取り付けるメリットを知りたい方
- ウォーターサーバーと何が違うのか知りたい方
✅この記事の内容
- タカギの浄水カートリッジってこんな商品
- 浄水カートリッジを6年利用してわかったメリット・デメリット
- ウォーターサーバーと浄水器の違いを5項目から徹底比較
タカギの浄水カートリッジってこんな商品
まずは、株式会社タカギさんの浄水カートリッジについてご紹介します。
水道水は人間が安全に利用できるよう、必ず塩素で殺菌されているのですが、それによって臭いが際立ってしまったり、食物に含まれるビタミンを分解してしまうといったデメリットがあります。
そうした塩素を除去してくれるのが浄水カートリッジです。
タカギさんのブランド・蛇口一体型浄水器『みず工房』に取り付け可能で、モデルによって適合する浄水カートリッジも異なります。
浄水カートリッジのスペック
我が家の利用している浄水カートリッジは、一番リーズナブルなタイプ。スペックは以下です。
除去物質詳細に関しては詳細は公式サイトまで。
他にも上位互換の商品で、高除去性能タイプや、最高品質の高除去+にごり除去タイプが存在します。
浄水カートリッジのタイプ | 除去物質 | こんな方におすすめ | 価格 | ろ過流量目安 |
---|---|---|---|---|
標準タイプ | 7物質 | 節約思考の方 | 最安 | 4.0L /分 |
高除去性能タイプ | 16物質 | 健康志向の方 | 割安 | 3.0L /分 |
高除去+にごり除去タイプ | 16+2物質 ※1 | 水のにごりも気になる方 | 標準 | 2.5L /分 |
除去物質が増えれば増えるほど、浄水の出が少なるので注意です。
浄水カートリッジは宅配してもらえる
すでにタカギさんの蛇口を利用中の方向けに、定期お届けサービスが存在します。
あいにく、浄水カートリッジは市販されておらず量販店では手に入りません。
ちなみに、我が家も定期的に宅配してもらっています。
定期お届けサービスの5つの特典
定期お届けサービスに申し込みの方には、次の5つの特典を受けていただけます。残念ながら、賃貸物件の場合は対象外です。
実際に、我が家も10回以上利用しているので、値引き額の恩恵を受けています。
水道蛇口内部への取り付け方
こんな水道蛇口です。我が家は建売なので、最初から付いていました。
蛇口ヘッドは回せば外せまず。この状態で、ヘッドの根元に浄水カートリッジを取り付けます。
水道に戻して完了です。
水道水で原水と浄水を飲み比べてみた
実際に、水道水を飲み比べてみました。完全に個人の感想なのでご参考までに。
まずは原水から。
久しぶりに水道水を飲みました。普通に飲めますが、美味しいとは感じません。少し匂いがあり、化合物っぽい味もあります。ざらっとした飲み応え。
続いては、浄水モードにしてみます。ヘッドに付いているボタンを押せば、すぐに変えられます。
全然違う!さっきよりだいぶ美味い!
匂いがかなり弱まり、化合物っぽい味が消えました。飲み口も、かなりさらっとしています。
正直、ほとんど違いがないんじゃないかと思っていたのですが、全く違いました。
ちなみに僕が飲み比べしていたら、小3の長男がやって来て一緒に飲んでみることに。感想は全く同じで、浄水モードが明らかに美味しいという感想でした。
浄水カートリッジを6年利用してわかったメリット・デメリット
浄水カートリッジの効果が体感できたところで、浄水カートリッジのメリットとデメリットを書いていきます。
浄水カートリッジのメリット
設備を増やす必要がない
浄水カートリッジなら、ヘッドに取り付けて締め直すだけですので、設備を増やす必要がありません。
ウォーターサーバーのように、新しくスペースを確保する必要がないため、お手軽に導入することができます。
軽いので交換が簡単
浄水カートリッジ自体がすごく軽くて小さいので、簡単に交換することができます。
ウォーターサーバーの水ボトル交換に比べれば、相当手間を省けます。
コスパが良い
タカギさんの浄水カートリッジは、かなりコスパが良いです。
定期お届けサービスに申し込んだ場合、標準タイプの本体価格が税込3,520円(2023年2月時点)です。仮に4ヶ月使用する場合、1ヶ月でおよそ850円の計算なので、お財布にも優しい価格帯となっています。
浄水カートリッジのデメリット
続いてデメリットも。
人によっては効果が実感しにくい
人によっては浄水カートリッジの効果を実感しにくいです。
除去物質が限られている標準タイプを利用しているからかもしれませんが、改めて飲み比べるまでは僕も気にしていませんでしたし、次男は全く違いを感じていませんでした。
特に、水道水特有の臭いまでは除去できないようで、浄水カートリッジを利用してもしなくてもほぼ同じでした。
水道水のままで満足できる方は、わざわざ浄水カートリッジを使う必要はないかもしれません。
前にいつ交換したかわからなくなる
浄水カートリッジは、2〜4ヶ月を目安に定期交換が必要です。ですが、実際使っていると前にいつ交換したかわからなくなります…
我が家は4ヶ月の定期宅配にしているので、届いたら交換することにしています。
タカギの浄水カートリッジを利用してみたい方へ
株式会社タカギさんの浄水カートリッジについて、利用者視点で紹介してきました。
商品のまとめとしては、『軽い・安い・交換が簡単』です。個人の感想になりますが、僕は標準タイプでも違いを実感することができました。
定期お届けサービスの申し込みは、公式ホームページ上で受け付けています。
どのくらいの水の量を使用しているか知りたい方は、こちらから。浄水使用量をチェックでき、交換サイクルを診断してくれます。
実は定期宅配してもらう前に一度試してみてみることができる
いきなり定期サービスを利用するとなると、少しハードルが高いように感じる方もいるかもしれません。
先ほど、タカギさんの浄水カートリッジは、量販店では購入できないと記載しましたが、実はインターネット上では1本から購入することができます。
上記は一例ですが、すべての蛇口に合う商品ではありません。
そこで、どの蛇口にどのカートリッジを取り付けていいかわからない方向けに、適合表を作りました。
タカギ浄水器とカートリッジの適合表はこちら
蛇口品番 | 標準タイプ | 高除去性能タイプ | 高除去+にごり除去タイプ |
---|---|---|---|
JL307MN-9NL2 JL307MK-9NL2[寒] JL307MN-9NY2 JL307MK-9NY2[寒] JL327MN-NNLR JL327MK-NNLR[寒] JL357MN JL357MK[寒] JL337AN JL337AK[寒] JL347MN JL347MK[寒] JL347AK JL367MN JL367MK[寒] JL367AK JY297MN-9NTF JY297MK-9NTF[寒] | JC0032ST | JC0036ST | JC0037 |
JK106MN-1NBF JK106MT-1NBF[寒] | JC0062 | JC0066 | ー |
LS106MN-NNBN LS106MK-NNBN[寒] LS106MN-NNTN LS106MK-NNTN[寒] | JC0092 | JC0096 | ー |
LC102MN-3NT5 LC102MK-3NT5[寒] | JC0102 | JC0106 | ー |
上記、リンクのあるものは、Amazonの購入ページに飛べます。蛇口品番は本体に貼り付けられているシールをご確認ください。
ちなみにこの対応表は、タカギさんの公式HPで公開しているWEBカタログ記載のものをまとめています。実際のカタログページは以下の通り。
定期宅配時よりは少し割高ですが、お試しできるのはメリットなので、1本使ってみることをおすすめします。
ウォーターサーバーと浄水器の違いを5項目から徹底比較
この記事を読まれている方の中には、浄水器と同時にウォーターサーバーも検討されている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの章では、ウォーターサーバーと浄水器の違いについて、【費用・味・導入しやすさ・手間・機能面】の5項目について比較していきます。
我が家のウォーターサーバーはプレミアムウォーターのスリムサーバーⅢ(採水地・富士吉田)、浄水器は株式会社タカギの浄水カートリッジ・標準タイプのため、この2商品での比較となります。
早速、ウォーターサーバーと浄水器の違いを以下の表にまとめました。
項目 | プレミアムウォーター | 浄水カートリッジ |
費用(月額) | 4,494円 | 880円 |
味 | ◎ | △ |
導入しやすさ | △ | ◎ |
手間 | △ | ◯ |
機能面 | 多機能 | 浄水のみ |
それぞれについて解説していきます。
費用
プレミアムウォーターの年間利用金額は53,924円です。この数値を12で割った4,494円(税込)が月額となります。
プレミアムウォーターの維持費についてはこちらの記事でまとめています。
また、株式会社タカギさんの浄水カートリッジ標準タイプは、この記事を書いている2023年2月時点で、3,520円/個(税込)となっており、4ヶ月ごとに交換した場合、月額が880円(税込)となります。
費用についてはおおよそ、プレミアムウォーター:浄水カートリッジ=5:1ですので、浄水器が圧倒的に安いということになります。
味
次に気になるのは味です。長きに渡って使うものですので、おいしさは重要です。
と、言うことで、早速飲み比べてみました。
まずは水道水の浄水モードから。
うん、まぁ、そこそこ。先ほども飲み比べましたが、普通に飲めます。
続いて、プレミアムウォーターです(洗って乾かした違うコップを使っています)。
うん、うまい!混じりっ気なしの透明感。サラッとしていて、抵抗なく体に入ってきてくれます。
味はプレミアムウォーターが『◎』です、圧倒的です。
一方で、浄水カートリッジは『△』にしています。もちろん、水道水原水よりはおいしいのですが、『◯』は市販の天然水のレベルかと感じたためです。
ちなみに、プレミアムウォーター・市販天然水4社・水道水(浄水カートリッジ利用)のおいしさについて飲み比べたことがあります。その模様はこちらから読めますので、ご興味ある方はどうぞ。
導入しやすさ
導入しやすさは、プレミアムウォーターが『△』、浄水カートリッジが『◎』です。
やはり、ウォーターサーバーを導入するとなると、営業さんから勧誘されて説明を聞いたり、自分で情報収集することが必要ですし、多くの場合最低利用期間も設けられています。
一方で、タカギの浄水カートリッジの場合、情報量が限られているので選びやすく、ほぼ使うか使わないかの2択です。最低利用期間等の縛りもないので、かなり導入しやすいと言えます。
過去に、プレミアムウォーターをイオンモールで契約しましたが、時間も取られて結構大変でした。その時の模様はこちらから。
手間
手間についても、浄水カートリッジが楽です。
ウォーターサーバーは、重い水ボトルを交換したり、少なからずお手入れが必要になります。
一方で、浄水カートリッジならお手入れ不要ですし、交換の際重いものを持つ必要はありません。
機能面
機能面では、浄水器は浄水機能のみなのに対し、ウォーターサーバーは多機能です。
プレミアムウォーターの無料機種・スリムサーバーⅢでも冷水と熱湯をすぐに出すことができます。
さらに、有料機種のcado×PREMIUM WATER ウォーターサーバーでは、一時的に90℃まで引き上げる機能や、冷水タンクの自動殺菌機能がついていたりと、かなりの高機能ぶり。
浄水器にはこうした機能はありませんので、ウォーターサーバーの方が使い方の幅が広いと言えます。
わたなべ家がウォーターサーバーと浄水器を同時利用している理由
「ウォーターサーバーと浄水器どちらが良いの?」ともし聞かれたら、「役割が違う」と答えます。
我が家は浄水カートリッジを6年、ウォーターサーバーを3年利用しています。
- 2016新居に住むと同時に浄水カートリッジ利用開始
おすすめされたし、せっかく浄水器を利用できるなら使ってみようか、という軽い理由から
- 2019プレミアムウォーター利用開始
子どもに自分で水を飲んでほしいよね、という理由から
- 2023現在に至る
その結果として現在は、
- 浄水カートリッジ:主に僕と嫁が料理する、またはお茶やコーヒーを作るときに使う
- ウォーターサーバー:主に子どもが自分で水を飲むときに使う
このように、それぞれに役割を担ってもらっています。
どちらも利用することで、どちらかを使いすぎることがなくなっているので、結果として費用も抑えられています。
ウォーターサーバー・浄水器それぞれ向いている方を考えてみた
ウォーターサーバーと浄水器、それぞれにメリットがありますが、生活環境や考え方によって、どちらも向いていない方もいるかもしれません。そこで、それぞれ向いている方について考えてみました。
ウォーターサーバーを利用するのに向いている方
- 小さいお子さんがいる方
- ウォーターサーバーを置くスペースを確保できる方
- デザインを重視したい方
- 水ボトル交換が苦にならない方
- より美味しい水(天然水)を手軽に飲みたい方
やはり、一番大きな差は、水の質の違いです。浄水器は水道水をきれいにしてくれますが、水本来のおいしさを再現してくれるものではありません。
一方で、コストはかかりますが、ウォーターサーバーの水は格段に美味しいです。成分から違いますし、臭いも圧倒的に少ないです(僕は無臭に感じます)。
その他詳細については、以下の記事でまとめていますので、ご興味ある方は是非どうぞ。
■関連記事>>3年使ってわかったプレミアムウォーターのメリット・デメリット
浄水器を利用するのに向いている方
浄水器に向いている方についても以下にまとめます。
- 手軽に導入したいと考えている方(前述)
- 費用を安く抑えたい方(前述)
- 新たに設置スペースを設けたくない方(前述)
- 味は気にしないけど除菌はしたい方
- お湯を沸かして使うことの多い方
「安い・手軽・追加スペース不要」ということについては前述の通りです。それ以外の2点について補足します。
味は気にしないけど除菌はしたい方
言い方が悪いのですが、我が家の次男のように「浄水しようがしまいが、水道水の味には変わりないよね」と感じつつも、「大量に入っているであろう塩素は除去したい」という方には、浄水器はピッタリです。
そもそも、浄水ってそうした目的で行うものですし。それ以外の機能は必要ないと考えている方に非常に向いています。
お湯を沸かして使うことの多い方
料理をよくする方や、お湯を沸かしてコーヒーやスープを飲むことの多い方など、水を大量に使う方に向いています。
毎日体に入るものなので、水道水原水よりは浄水を使いたいという方が大半かと思います。ただ、「ウォーターサーバーを導入するまでは必要ないかな」と思う方が多数派でしょう。
このような状況では、やはり浄水器の出番です。
我が家は、毎日のように4Lはお茶を煮出して作っているので、大変重宝しています。浄水モードに切り替えられることで、安心感も担保されていると感じます。
定期交換サービスを申し込む前に1本お試しするのがおすすめ
タカギさんの浄水カートリッジを中心に解説してきました。
結論としては、浄水カートリッジを利用することで、味や安心感は確実に向上していましたが、臭いまでは除去しきれないと感じます。多くの方がこうした感想を持つと思いますが、人によって感じ方が違うのも事実です。
そこで、検討中の方は、いきなり定期交換サービスを申し込むよりは、まず1本使ってみることをおすすめします。量販店では売ってませんが、オンラインショップなら購入できます。型番の違いがあるので、ご利用の際は、前述の適合表を確認してからご購入ください。
毎日体に入る水がきれいになることは間違いありません。タカギさんの浄水カートリッジで、あなたも日常生活をワンランクアップさせてみてはいかがでしょうか。
今回はここまでです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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