こんにちは。仕事が忙しいことを理由にして、なかなか子どもとの時間が作れていない渡辺です。
小3になる長男がボードゲーム好きということと、インタビューさせていただいたものの実際にお店で遊んだことはないなぁと思い至り、都賀駅すぐのボードゲームプレイスペース『おもくろや』さんでボードゲームをガッツリ堪能することにしました。
ボードゲームのお店を利用するのは生まれて初めて。とはいえ、何を用意していいかもわからなかったので、とりあえず手ぶらで突撃します。
今回は体験記です。ご来店の際のイメージにどうぞ。
営業時間に初訪問
2022年6月の、とある土曜日に伺いました。この階段を上るのは2回目。
ちなみに、おもくろやさんについては以前の記事で紹介しています。
来店時の流れ
写真は営業時間外に撮らせていただいたものですが、実際は既にプレイ中のお客様がいらっしゃいました。
お店に入ると、簡単にシステム紹介があります。
料金システムについて
料金システムは時間制です。特に最初に何時間にするか申告したりすることはありません。滞在時間によって料金が決定しますので、はじめにスタート時刻を記載していただきました。
平日は3時間まで、土日祝日は2時間・4時間と刻んだ料金体系になっているので注意です。
ドリンクサービス
おもくろやさんでは、1時間以上の利用でドリンク1本サービスがあります。
好きなものを店内設置の冷蔵庫から取り出して、誰のものかわからなくなるのを防ぐために、ペットボトルの蓋にシールを貼ります。
こういうところが、ボードゲーム屋さんならではの、粋な計らいだなと感じます。
相席OKかNGか確認
相席OKかNGかの確認があります。今回は、息子にとことん付き合おうと思っていたので、相席NGにしました。
すると、卓上に立てる札をいただけました。これで、他のお客様に対して相席できないことをアピールします。
ボードゲームは多くの場合複数人でプレイしますので、例えば1人で来店した場合は、他グループに混ぜてもらうことになります。こうした相席文化があることで、1人でお店に行っても安心して遊ぶことができます。
遊んだボードゲームの一覧と対戦結果
実は今回、来店の連絡をしてから伺っている関係で、小3の子どもでも遊びやすいボードゲームを用意していただいていました。本日のセットリスト(?)はこちらです。
さぁ、いよいよバトル開始です!
と思いましたが、ルールが全然わかりません。アフタースクールで実践経験のある息子の方が詳しいくらいです。
そんなタイミングで、店主・佐々木さんによる超丁寧なルール説明が。ありがたや。
説明の仕方もそうなのですが、子どもでもわかりやすいような言葉遣いが印象的でした。こういうところはお人柄が現れるところだと思うので、感心してしまいます。
おかげさまで終わりまで待機時間はなく、有意義に過ごさせていただきました。
おばけキャッチ
初戦は『おばけキャッチ』で対戦することになりました。
おばけキャッチのルール
カードを引き、描いてある図柄と色に当てはまるものを5種類のアイコンから探し、先に触った方の勝ちです。アイコンは、本・ねずみ・瓶・椅子・おばけ(白い楕円形)となっています。
例えば、写真のような状況であれば、(少し見づらいですが)灰色のねずみと青色のおばけが描かれているカードがありますが、灰色のねずみを取るのが正解です。
また、逆に描かれている図柄と色に、どちらも当てはまらないものを取るというルールも存在します。例えば、青い椅子と灰色のおばけがカードに描かれている場合、緑色の瓶を取るのが正解となります。こちらの方が難易度が上がります。
先に正解を取った方がカードをゲットでき、最後に多くの枚数を獲得した方の勝ち。
初戦の勝者は!?
相手が子どもとはいえ、ガチンコ勝負で来ているので、全く手を抜かなかった僕。カードがなくなるまでを2セットやった結果、どちらも圧勝してしまいました(我ながら大人気ないですね…)。
ルールは単純なのですが、やってみると難しい。ただ、僕は取るスピードが結構速いらしく、おばけキャッチの大会に出ないかと店主さんに勧誘されました。大人でも、褒められると嬉しいですよね。
ガイスター
第2戦は『ガイスター』で対戦。将棋を簡単にしたようなゲームです。
ガイスターのルール
まず、写真のように決められたポジション8ヶ所におばけの駒を置きます。駒は、赤い玉と青い玉が付いているもの4個ずつの計8個です。赤と青をどこに配置してもOKです。
勝利条件は以下の3つ。
- 相手の青いおばけを4つ全部取る
- 自分の赤いおばけを4つ全部取らせる
- 相手陣地両端にある脱出口から自分の青いおばけを盤上から脱出させる
おばけの駒は青・赤ともに、前後左右に1つずつ進めます。1回駒を動かしたら相手のターンになります。駒がぶつかったら取るか避けるかですが、赤のおばけ駒を取ってしまうと不利になり、青を取ると有利になるため、駆け引きが重要になってきます。
手加減しない子どものような親
合計2戦しました。駒を取ることは考えず、とにかく青い駒を盤上から逃して勝つことだけを考えていたワタクシ。両サイドから青い駒を進めると同時に、護衛に赤い駒を付けるという作戦で、こちらも圧勝してしまいました。
チケットトゥライド
3戦目は『チケットトゥライド』での対戦となりました。鉄道でアメリカ大陸を制覇するゲーム。電車&カードという要素だけ見ると、桃鉄みたいなゲームです(ルールは全然違いますが…)。
チケットトゥライドのルール
アメリカ大陸の地図上に、ニューヨークやトロント、シカゴなどの主要都市の駅が描かれています。この駅の間に列車の駒を置いて行き、最終的に得点の高い方が勝利です。ざっくりしたルールは以下。
- 列車駒の色を決めます。列車駒は45個。
- 列車カードと行き先チケットをよく切り山札にします。各プレーヤーには、列車カードを4枚ずつ、行き先チケットは3枚ずつ配ります。
- 行き先チケットには、例えばロサンゼルスからニューヨークまで繋ぐと21点、のような表記があり、駅の間を列車駒で繋ぐことができたら、21点ゲットできます。逆にゲーム終了時に繋ぐことができていなければ、21点マイナスされます。また、行き先チケットは初期手札の3枚のうち、1枚だけ山札に戻すことができます。
- 列車カードは駅と駅の間を繋ぐために必要になります。例えば、駅と駅の間が5マス空いていた場合、5枚同じ色の列車カードを集めてようやく列車駒を置くことができます。
- 1ターンごとに、列車カードor行き先チケットを引くか、列車駒を置くか行動を選択していきます。列車駒が2個以下になったプレーヤーが出たら、全員のプレーヤーが1ターン行動した後、ゲーム終了となります。
- 最後に、手持ちの行き先チケットに描かれている区間が、列車駒で繋がれているかを確認し、得点を計算します。列車駒を一筆書きで一番長く繋げたプレーヤーには、10点追加されるというボーナスも存在します。
今回は実力伯仲の結果に
1時間近くに及ぶ大熱戦となりました。結果は112対75。息子は1枚分の行き先チケットで得点のマイナスがあり、且つ僕に10点ボーナスが追加されたため、割と得点差がつきましたが、内容では伯仲していたかなと思います。
このゲームも、どう得点を稼いでいくのか、人によって違いが出るゲームだと感じました。僕は、短く繋いで確実に得点を稼いでいき行き先チケットを余らせないようにする&10点ボーナスを狙う、という手堅い戦法を取りましたが、巡り合わせによっては長く繋いで大きな得点を狙っていく戦法が有利な場合もありそうです。今度は大勢でやってみたいですね。
マラケシュ
ほぼ休憩もなく、第4戦へ。『マラケシュ』というゲームで対戦。遊んだことはないものの、名前だけは知っていました。
マラケシュのルール
サイコロを振り、出た数字分だけ木製人形のアッサムさんを動かし絨毯を敷いていき、陣取りをしていきます。相手が敷いた絨毯を踏んでしまうと、コインを支払う必要があり、最終的にコインを多く保有している方の勝ちです。ざっくりしたルールは以下。
- 5と書かれた金色のコインと、1と書かれた銀色のコインを各々5枚ずつ用意。
- 2人プレイの場合、2色の絨毯を選びます。1色につき、12枚あります。
- アッサムさんを、盤上の真ん中に立て、順番にサイコロを振り、出た目分動かして行きます。毎回アッサムさんの進む方向を変えることができますが、後ろだけは振り向くことができません。
- 動かした後、1枚ずつ絨毯を敷いていくことができます。但し、アッサムさんと接していない領域には置くことができません。
- 他プレーヤーが置いた絨毯の上に乗ってしまった場合、コインをそのプレーヤーに支払わなくてはいけません。同じ色の絨毯が繋がっている領域に乗ってしまうと、その枚数分支払うコインの数も増えていきます。
- 絨毯がなくなるまで繰り返し、最後に保有しているコインが多いプレーヤーが勝ちです。
思いの外圧倒的大差に
こちらは時間の関係上1戦のみでしたが、結果は写真の通り、息子3:親全部という大差になりました。
いかに相手の敷いた絨毯を踏まないで、自分の敷いた絨毯を踏ませるかがポイント。ルールがわかりやすく、1ゲーム20分程度なので何ゲームもできるのも魅力だと感じました。
ナンジャモンジャ
当日の最終戦は『ナンジャモンジャ』になりました。キャラクターのインパクトが強いので、1回プレイしたら忘れられないゲームです。
ナンジャモンジャのルール
カードに描かれているナンジャモンジャ星人に名前を付けていきます。正解はないので、見た目の印象で大丈夫です(ちなみに僕は、上の写真左の緑色のナンジャモンジャ星人に、スーモと名付けました)。ざっくりしたルールは以下。
- カードをよく切り山札にします。
- 交互にカードを引いていき、新しいナンジャモンジャ星人に名前を付けていきます。引いたカードは表の状態で重ねます。
- 引いたカードに、既に名前を付けられたナンジャモンジャ星人が書かれていた場合は、先に正確にそのキャラクターの名前を呼ぶことができたプレーヤーの勝ちとなり、貯まったカードを全部取ることができます。
- これをカードがなくなるまで繰り返し、最終的に持っているカードが多い方が勝利となります。
全対戦中で最も僅差に
僕は初めてでしたが、息子はアフタースクールで既にプレイ済みのため、自信を持って対戦を申し込んできました。1回だけのプレイとなりましたが、その結果は32対28で、僕の勝利!辛勝でした。
基本ルールが、カードの絵に名前を付けていくだけというものなので、低学年の子どもでもわかりやすいです。もちろん大人も童心に帰れるため、ボードゲームの醍醐味が詰まった良ゲームだと感じました。
おもくろやを利用した感想
僕は現在36歳ですが、生まれて初めてお店でボードゲームをプレイしました。でも、年齢関係なく、誰でも楽しむことができる空間だったと思います。理由は数点あるので以下で説明します。
時間を忘れて楽しめる
一番驚いたのは、時間があっという間に経ってしまうということです。1時間が15分くらいに感じます。大袈裟っぽく書いてますが、本当の感覚です。初めての方は、みなさんそういう意見を持つそうで、そこがまさにボードゲームが持つ魔力だと思います。
おすすめのゲームを選んでもらえる
おもくろやさんでは、その人に合ったオススメボードゲームを選んでもらえます。また、適宜ルール説明もサービスで行っていただけます。
僕はどんなお店であれ、初めて行くお店は本当に何をしていいかわからず、借りてきた猫状態になってしまうので、こういうサービスはかなりありがたいです。
但し、混雑時や状況によって、毎回必ず行っていただけるわけではありませんので、初めての方は事前連絡して行ったほうが良いかなと思います。
メジャーなゲームばかり取り揃えている
おもくろやさんは、ベストセラーのボードゲームを中心に取り揃えています。
プレイして思いますが、やはりメジャーどころのゲームはルールがわかりやすかったり、テンポが良かったりします。プレイしやすく満足度が高いので、何度もプレイしたくなる魅力がありますね。
おもくろやさんは比較的品揃えが少ないお店だそうですが、その分厳選して置いてくれていますので、僕のように初心者にとっては優しいポイントになっていると感じました。
実はお店へ行ってみたい!という方へ
おもくろやさんについては、以前のガイドのような記事を作成させていただきました。詳細は以下よりご確認いただけます。
また、公式ホームページはこちらから飛べます。
お一人様でもご家族でも、貸切でも対応いただけます。是非、一度行ってみて欲しいです!
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