【人にかかる保険】軽貨物ドライバーがJAFに入る3つのメリット

軽貨物ドライバー

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こんにちは、わたなべです。

僕が軽貨物ドライバーになって2年半以上が経過しようとしていますが、パンクや脱輪などで、配達中に立ち往生してしまった経験があります。こうした場合、自分ではどうにもなりませんので、ロードサービスを呼んで対応してもらうしかありません。

今は、ほぼ全ての自動車保険にロードサービスが付いていますので、ひと昔前よりも安心して運転できるようになりましたよね。

しかし、各々のロードサービスで、無料で作業してもらえる範囲に大きな差があるってご存知でしょうか。万が一の際、無料で対応してもらえると思って呼んだはいいものの、実は有料で結構な金額が取られてしまうかもしれません。

そんな時のために、JAFに加入しておくと安心です。日本が誇る最強のロードサービスと言っても過言ではありません。

そこで今回は、JAFと保険のロードサービスの違いについて解説しつつ、軽貨物ドライバーがJAFに加入するメリットについて述べます。

特に以下のような方の役に立てるよう、記事を作成しています。

  • JAFと自動車保険付帯のロードサービスの違いについて知りたい方
  • 軽貨物ドライバーの仕事をするに当たってJAFに加入しておいた方がいいのか迷っている方
  • 配達中にどんなトラブルが起こるのか具体的に知りたい方

✅この記事の内容

  • JAFとは何か
  • JAFと自動車保険のロードサービスの内容比較
  • 軽貨物ドライバーがJAFに入る3つのメリット
  • 実際に経験した軽バンのトラブル3選
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JAFとは何か

引用元:https://twitter.com/jaf_jp

JAFとはそもそもどんな組織なのでしょうか。wikipediaから引用させていただきます。

一般社団法人日本自動車連盟(にほんじどうしゃれんめい、英: JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION, JAF)は、自動車に関する様々な業務を取り扱うほか、オーナードライバーの権益を保護する目的で設立された一般社団法人である。略称は「JAF」(ジャフ)であるが、1980年代までは自他ともにジェイエイエフ(ジェフ)と呼ばれていた。2022年3月末の時点で会員数は約2,000万名。国際自動車連盟(FIA)に加盟している日本で唯一の団体である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E9%80%A3%E7%9B%9F

スーパーフォミュラなど、日本で行われるモータースポーツイベントの公認も行っているようですが、我々一般の利用者として馴染みがあるのは自動車の安全確保(ロードサービス)としての事業ですよね。

ですので、この記事ではロードサービスについて焦点を当てています。

会員になるための費用

JAF会員になるためには、入会金2,000円、年会費4,000円の、計6,000円がかかります。ただ、クレジットカードでの支払いの場合、入会金が500円割引になります。

また、複数年契約も用意されていて、長い年数を一括で支払うことで、入会金の割引額が大きくなっていきます。

家族会員制度を利用するとお得に

個人会員1名につき、生計を同一にする家族5名までが加入できる制度で、親会員と同様のサービスが受けられます。家族会員は入会金不要、年会費が一律2,000円に設定されており、お得にJAF会員になることができます。

ただ、親会員と同日加入でない場合、有効期間が1年未満となりますのでご注意ください。例えば、親会員の3ヶ月後に家族会員が加入した場合、有効期間は9ヶ月となります。

JAFのロードサービスの特徴

JAFのロードサービスには、以下のような特徴があります。

  • 非会員でも利用できる
  • 『人』にかかるサービスである
  • バイクでも利用可能

それぞれ補足します。

非会員でも利用できる

意外と知られていないのが、JAFのロードサービスは誰でも利用できるということ。作業料金が発生しますが、非会員であっても会員と同様のサービスが受けられます。

具体的にいくらくらいになるのかについては、JAFホームページに記載の料金例がありました。いくつか挙げると以下の通り。

  • バッテリー上がりでの応急始動:13,130円
  • パンク時のスペアタイヤ交換:13,330円
  • 故障車のけん引:13,130円〜
  • 脱輪時の引き上げ:14,280円
  • スタック時の引き上げ:13,130円〜

年会費が4,000円であることを考えると、1回でも使えば3年くらい使わなくても元が取れている計算になります。

ちなみに、JAFには利用回数制限はありません。お世話になる可能性の高い状況にいる方は、是非入っておきましょう。

『人』にかかるサービスである

自動車保険は車両1台ごとにかかりますが、JAFは人にかかるものです。つまり、自家用車・社用車・レンタカーなど、どんな車を運転していても、ロードサービスが利用可能です。

JAF会員価格の適用条件は、会員本人が運転している、あるいは同乗していることです。また、車の停止状態でJAFを呼ぶ場合は、原則日常的に使用している車に限られます。

ただ、同乗していない場合且つ知人の車がトラブルに遭った場合で、その人のためにJAFを呼んであげたとしても、作業はしてくれますが非会員価格での対応となります。ファミレスで一人分だけドリンクバーを頼んで、全員で回し飲みするのがルール違反なのと同じです。

バイクでも利用可能

JAFはクルマだけでなく、バイクのトラブルでも会員価格で利用できます。前述のように、人にかかるサービスであるため、自家用バイクでもレンタルバイクでも問題ありません。

また、原付から大型二輪まで、おまけに三輪や側車付きも含みます。僕は乗りませんが、バイクユーザーには嬉しいサービスです。

現場到着までの平均到着時間は37分

JAFのロードサービスは、2022年の実績で平均現場到着時間は37.7分。支社の人員だけでなく、指定工場のロードサービス要因を確保することで、迅速な対応ができるよう体制が取られています。

しかし、天候や渋滞の他、長期連休での出動回数増などの理由で、到着までに時間がかかる場合があります。

JAFと自動車保険のロードサービスの内容比較

JAFと保険のロードサービスでは、無料で作業してもらえる内容が異なります。

一例として、東京海上日動のロードアシストと、JAFのサービス内容についてまとめると、以下の通りです。

サービス内容東京海上日動JAF
レッカー搬送15万円まで無料
(180km相当)
15kmまで無料
バッテリー上がり
燃料切れ保険期間中に1回
キーの閉じ込み
パンク時のスペアタイヤ交換
パンク応急修理×
タイヤチェーンの着脱×
スタックからの引き上げ
(雪道・ぬかるみ等)
×
脱輪からの引き上げ×
タイヤの貸し出しサービス×
東京海上日動ロードアシストとJAFのサービス内容比較

レッカー搬送の距離は東京海上の方がかなり長いですが、その他の作業内容については結構差があるのがわかります。

JAFのロードサービスを出動理由から見る

JAFのホームページでは、月別や年度別における救援件数や出動理由について、データを公開しています。

2022年度、一般道路での主な出動件数の上位は以下のようになっています。

  1. 過放電バッテリー
  2. タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足
  3. 破損/劣化バッテリー
  4. 落輪・落込
  5. キー閉じ込み

バッテリー上がりが1位にランクインしている他、タイヤのパンクや脱輪も上位に来ていますね。どれも、車のトラブルとしては、日常的に起こりそうなものばかりです。

これは、軽貨物ドライバーをやっていても思うところで、実際僕も配達業務中にパンク3回、脱輪1回やっていますし、その内数回JAFを呼んでいます。

保険のロードサービスでは、パンク時のタイヤ応急修理や、脱輪・スタックからの引き上げは、無料サービスの対象外であることが多いため、車に乗る頻度が高い方のJAF会員になるメリットは大きいと言えます。

自動車保険+JAFで無料サービスの適用範囲が拡大

意外と知られていないポイントとして、JAF会員になることで、自動車保険ロードサービスの無料適用範囲がプラスされることが挙げられます。

これは、JAFと自動車保険各社が提携しているためで、自動車保険のコールセンターに連絡する際、JAF会員である旨を伝えることで、以下のサービスが受けられます。

サービス内容東京海上日動東京海上日動+JAF
現場での応急対応にかかる
部品代・消耗品代
自己負担東京海上日動が4,000円まで負担
(保険期間中に1回)
レッカー搬送15万円まで無料
(180km相当)
15万円まで無料
(180km相当)
バッテリー上がり
燃料切れ保険期間中に1回○ 無制限
燃料切れ時の燃料代無料保険期間中に1回保険期間中に2回
キーの閉じ込み
パンク時のスペアタイヤ交換
パンク応急修理×
タイヤチェーンの着脱×
スタックからの引き上げ
(雪道・ぬかるみ等)
×
脱輪からの引き上げ×
東京海上日動ロードアシストとJAF会員の無料適用範囲の比較

東京海上の例を挙げましたが、三井住友海上や損保ジャパンをはじめとした損保会社14社と提携しています。一方で、チューリッヒやアクサ、ソニー損保などのダイレクト型自動車保険とは提携していないので、注意が必要です。

軽貨物ドライバーがJAFに入る3つのメリット

我々軽貨物ドライバーが、JAFに加入するメリットは以下の3点です。

  • 配達中によくあるトラブルが無料サービス範囲内である
  • 横乗り研修中(同乗中)でも利用できる
  • JAF年会費を経費にすることができる

それぞれ補足します。

配達中によくあるトラブルが無料サービス範囲内である

配達中によくあるトラブルと言えば、パンク・脱輪・スタックの3つです(軽貨物ドライバーだけの正確なデータは存在しないので経験則になってしまいますが)。

前述の通り、こうしたトラブルは自動車保険付帯の無料ロードサービスではカバーされていないため、いざ作業してもらう場合にはお金がかかってしまいます。

しかし、JAF会員であれば全て無料です。しかも、1回でも使えば元が取れます。

軽貨物ドライバーは、時間内に荷物の配達完了を委託されているため、何かトラブルがあって配り切れなかった、ということがあると荷主にも受取人にも迷惑がかかりますし、ドライバーとしての評価も下がってしまいます。

自動車保険だけでも備えにはなるのですが、有料作業を回避したくてあれこれ考えるくらいなら、JAFを呼んですぐに復旧してもらった方がいいです。

横乗り研修中(同乗中)でも利用できる

現場にもよりますが、軽貨物ドライバーは意外と横乗り研修を頼まれる機会の多い仕事です。僕もたまにですが、新人さんの車に同乗して配達指導をすることがあります。

正直、新人さんの運転にヒヤッとする瞬間があるんですよね。悪く言うつもりはありません。見知らぬエリアで、配達先の建物を探しながら運転しているわけで、慣れていても難しいので仕方ないのです。

ただ、こうした状況で事故が起こってしまうと困るなぁ、というのが本音です。

そんな時こそ、JAFを頼りましょう。JAFは人にかかるサービスのため、車に同乗中であれば会員利用することができます。新人も助けられますし一石二鳥です。

横乗り研修はトラブル処理まで込みで依頼されてしまいますからね、準備しておくに越したことはありません。

JAF年会費を経費にすることができる

JAFの年会費は事業経費に繰り入れることができます。

例えば、「配達業で毎日150km運転していて悪路も走るので、業務中のトラブルの可能性に備えてJAFに加入しています。休日は全く運転しません」といった場合であれば、100%経費でも認められるでしょう。

一方で、「配達でもたくさん運転します。ただ休日も自家用車でたくさん運転するので、両方の備えとしてJAFに加入しています。」といった場合だと、家事按分する必要があります。

経費計上できるなら加入しておこうかな、と思う方も多いはずです(個人事業主の特権ですからね)。軽貨物ドライバーなら考えにくいですが、事業との関連性が薄い場合、経費にならない場合もあるため注意してください。

この、「どこまでが経費なのか」「家事按分とは何か?」について、別記事で解説していますので、ご興味ある方は以下からどうぞ。

■関連記事>>【完全解説】軽貨物ドライバーの必要経費一覧【どこまでが経費?】

実際に経験した軽バンのトラブル3選

軽貨物ドライバーは年中運転していますので、車のトラブルが起こる頻度は高いのが現実ですが、いざ走行不能状態になってしまうと本当に困ります。実際に僕が、立ち往生で参ってしまった経験を挙げると以下の3点となります。

  1. 朝エンジンをかけようとしたら、バッテリー上がりで動かない
  2. 縁石にタイヤ側面が接触し一瞬でパンクする
  3. 対向車を避けようとしたら側溝にハマり脱輪する

1に関して、冬場はバッテリー負荷がかかるため、少し弱っているとエンジンがかからなくなる可能性が高まります。この時は、自家用車があったので、ブースターケーブルを繋いで事なきを得ました(その後一日中エンジンかけっぱなしでした…)。

2と3に関しては、別記事で触れていますので、ご興味ある方は以下から是非どうぞ。

■参考記事>>軽貨物ドライバーの致命的なトラブル10選【回避のコツは準備万端】

その他にも挙げれば何個かあります。ただ、一番伝えたいことは、思っているよりも車は壊れやすいと言うことです。

仕事で車を使う方はJAFに入っておこう

配達業務にはトラブルが付き物なので、ロードサービスの備えを厚くしておいた方がいいと述べてきました。特に配達員は毎日が時間との勝負。この機会にJAF加入しておくことをおすすめします。

さらに、仕事で車を多用される方にもおすすめです。と言うのも、僕が自動車営業マンとして会社勤務していた時も、1日100km以上走るなんてことは日常で、定期的にJAFのお世話になっていたからです。

交通事故もやってしまったことがありますし、燃料切れも経験しました。畑にタイヤを取られて抜け出せなくなったり、崖から落ちそうになったこともあります。

そうした際、大抵JAFを呼んで解決してもらいました。崖から引き上げの時に、追加料金で2,000円くらい払った気がしますが、毎回ほぼお金を支払った記憶がないので、コスパには優れています。

以下にJAF加入のリンクを貼りました。仕事中の運転によるリスクをイメージできた方はご加入ください。

今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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