個人事業主の僕が初めて会計ソフトを契約した結果【確定申告はfreee】

確定申告

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こんにちは、わたなべです。軽貨物ドライバーになり、早くも3年が過ぎようとしています。

個人事業主になって何が大変かって、年1回来る確定申告ではないでしょうか。僕も脱サラした直後は右も左もわからなかったので、見よう見まねで書類を作り、税務署の長い行列に並んだのを覚えています。

しっかり帳簿をつけて青色申告にチャレンジしたり、経費を正確に計算するのって本当にハードルが高いことです。税理士さんに全部丸投げできれば楽になりますが、法人ほど売上があるわけでもないですし、経費も抑えたいのでできれば自分で終わらせたいですよね。

そんな悩みを僕も抱えていたのですが、知人の勧めで今年からfreee会計を導入することにしました。

すると、アプリに数字を入力して勘定科目を選択していくだけで、自動的に帳簿作成してくれた上、質問に答えていくと、いつの間にか確定申告書も出来上がっていました。誰かに聞く必要もなく自己完結できたので、正直もっと早く使い始めればよかったと思いました。

そこで今回は、会計ソフトを導入することでどれだけ楽になったか、そしてそのメリットについて解説します。

特に以下の方の役に立てるよう、記事を作成しています。

  • 初めて確定申告する方や、これまで自力で計算していたドライバーの方
  • 会計ソフト導入でどれだけ楽になるのか実例を知りたい方
  • 少しでも節税したいと考えている方
  • 確定申告が大変!と思ってしまう原因
  • 個人事業主の僕が初めて会計ソフトを契約した結果
  • 会計ソフトが節税に繋がる3つの理由
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確定申告が大変!と思ってしまう原因

冒頭でも触れたように、確定申告という文字を見るだけでも嫌、という方も少なくないのではないでしょうか。それはやはり、難しいですし時間がかかるからですよね。

ただ、そのように思ってしまう原因って、意外とぼんやりしてませんか?ですので、まずは思いつくだけ書き出してみます。

  • そもそも数字とか計算が苦手
  • 本業で忙しいのでやってられない
  • 確定申告の一連の流れがよくわからない
  • 難しい言葉がたくさん出てくる
  • 書類が多過ぎて無理
  • 帳簿を付けるとか無理
  • 誰かにやってもらいたいけどお金払えない
  • ってか習ってなくない?教えといてくれよー

最後は愚痴っぽくなりましたが、過去の僕が全部思っていたことです(笑)

この記事を読んでいるあなたにも、結構共感してもらえるはずです。

ということで、まずは確定申告の基礎知識から説明します。

確定申告についての基礎知識

確定申告とは、1年間の収入から経費などを差し引き税額を確定させて申告する、及び納税するまでの一連の手続きのことです。

収入から経費を差し引いたものを所得と言い、所得金額に応じて税額が決定します。

収入と所得の関係

また、税金の種類によって、課税対象の所得が異なります。例えば、国民健康保険の場合、【収入ー経費(ー青色申告特別控除)】に税率がかけられますが、所得税や住民税は【収入ー経費(ー青色申告特別控除)ー所得控除】に税率がかかります。

文字だけだと難しいので、図にしてみました。

課税所得の仕組み

国保は比較的金額の大きい所得で計算されますが、所得税や住民税は小さな金額の所得で計算されています。

各税金の計算方法については、以下の記事の中で解説していますので、ご興味ある方は是非どうぞ。

■関連記事>>【軽貨物ドライバー】僕が個人事業主になって効果的だった節税策3選

確定申告のおおまかな流れ

では、確定申告では実際に何をするかについて、簡単に流れを説明します。まとめると以下の通り。

  1. 収入を計算する
  2. 経費・控除を計算する
  3. 帳簿を付ける
  4. 確定申告書を作って提出する
  5. 納税する

ざっくりですが、この流れです。

まず収入を計算します。そして経費や控除を計算し、所得金額を出します。

経費は収入を得るために使用した備品代やサービスの料金です。また控除とは、収入から差し引くことのできる金額のことです。基礎控除や配偶者控除、保険料控除や医療費控除などが該当します。

そして帳簿を付けます。たぶんコレがよくわからないですよね。

確定申告は白色でも青色でも帳簿は必要です。正直僕もほとんど理解してないんですが、わからなくても青色申告できるので大丈夫です。

次に、それらの金額を元に確定申告書を作成します。ここでは収入や所得、控除や所得税の金額が記載されます。また、ここでの所得金額を使用して国保や住民税も決定されます。ですので、この確定申告を提出すると翌年度の税額が決定することになります。

最後に所得税や、インボイス事業者の方は消費税の支払いをします。これで1年分の確定申告は終わりです。

流れだけを見ると、そんなに複雑そうではない気がしませんか。で、自力でやってみようと思いますよね。でも、税務署でもらった確定申告の手引きを1ページ読んだだけで、そっ閉じしたくなるくらいマジで意味がわからない…

特に、何をどこまで経費にしていいのか、帳簿ってどうやって付けたらいいのか、そして申告書のどこに何を書いたらいいのか、特に初心者にはキツすぎる作業です。過去の僕もそうでした。

ちなみに経費についても記事にしています。

■関連記事>>【月7万〜】軽貨物ドライバーの必要経費一覧【どこまで落とせる?】

個人事業主の僕が初めて会計ソフトを契約した結果

結論から言うと、会計ソフトを使ったことで、こうした様々な『わからない』が全部解消しました。

かくいう僕もフリーランスになりたての頃は、全部の項目を手計算していましたし、帳簿も『◯月×日 備品代 金額』みたいな行を列挙するだけの簡単なもので済ませていました。青色申告なんてハイレベルなことは最初から考えず白色で申告していたため、毎回税金をちょっと多めに払って損する、みたいな感じでした。

しかし、ある程度稼いでしまった年があり、それをきっかけにガッツリ税金が乗っかってくるという事態に。節税を考える必要に迫られ、青色申告を決意しました。

そのため、以下の要件を会計ソフトに求めていました。

  • 青色申告して節税したい→そのためには帳簿作成を全自動でやってほしい
  • 消費税申告まで一つのソフトで全部やりたい
  • 複式簿記の知識がなくても使えるものを導入したい

この機能を備えていて、かつ僕でも扱えそうだと思い、freee会計を契約することにしました。

会計ソフトには、インストール型とクラウド型が存在しますが、常に最新版を利用できるという理由からクラウド型一択。

さらに、マネーフォワードとfreeeの30日間お試しを使ってみて両者を比較。マネーフォワードは僕にはちょっと難しかったですね…複式簿記をちょっとかじってる方ならいいかもしれません。

一方で、freeeは会計のことがよくわかってなくても大丈夫そうでしたし、画面操作がシンプルで使いやすかったです。より簡単そうな方を選択しました。

確定申告初心者にfreee会計がおすすめな5つの理由

freee会計を実際に使ってみて、個人事業主の方の中でも、特に確定申告に慣れていない方におすすめだと感じました。その理由とは以下の通り。

  • 専門知識は最低限で済む
  • スマホでレシート撮影するだけで金額や勘定科目を自動入力してくれる
  • 自動で帳簿や決算書を作ってくれる
  • 質問に答えていけば確定申告が終わる
  • 消費税申告まで一つのアプリで完結する

ちょっとずつ補足します。

専門知識は最低限で済む

会計についての専門知識、特に複式簿記についてはまったくわからなくても問題ありません。数字を入力していくだけで、勝手に仕訳してくれます。

ただ最低限、何の金額がどの勘定科目に該当するかくらいの理解は必要ですが。例えば、配達で使う台車を買ったら備品代だなとか、車両購入のローン返済部分は支払利息だなとかですね。

勘定科目は選択できるので覚える必要はありませんが、全くわからない方は慣れが必要かもしれません。

スマホでレシート撮影すると金額や勘定科目を自動入力してくれる

スマホアプリにはレシート撮影機能が付いており、写真を撮るだけで書かれている金額を読み取り、そして勘定科目を推測して反映してくれます。

やり方は簡単で、以下の写真がトップ画面なのですが、『レシート撮影』と書かれた箇所をタップし、カメラ機能に移るので写真を撮るだけです。

freeeスマホ版のトップ画面

レシートによっては複数箇所に数字が書いてあったりすると、実際の支払額とは違う金額を反映させてしまったり、勘定科目が間違っていたりするので、そこは自身で判断して修正する必要はあります。

ただ思ったよりも精度は高いです。ペンを買った時のレシートを読ませたら、一発で『備品代』と出ました。ストレスなく使えます。

自動で帳簿や決算書を作ってくれる

取引登録をしていくだけで、いつの間にか帳簿や決算書が出来上がっています。

一例ですが、総勘定元帳を確認してみます。以下が、パソコン版のトップ画面です。レポートから総勘定元帳タブをクリックします。

freeeパソコン版のトップ画面

すると以下のように、全て仕訳された状態で表示されます。

総勘定元帳の表示画面

この機能により、複式簿記を全く理解していなくても、青色申告することが可能です。過去のデータも全てクラウド上に記録されるため、わざわざ紙で保管するような手間も必要ありません。

質問に答えていけば確定申告が終わる

確定申告の時期になったら、トップ画面から確定申告タブを押します。進んでいくと、以下のように◯か×を選択する画面に移ります。

freeeパソコン版の確定申告画面

◯にすると数字を入力する画面に切り替わったりします。こういう質問に答えていくと、いつの間にか確定申告書が完成しています。

freeeで作成した確定申告書

これで、自分で何の項目をどこに書くか迷うことが全くなくなります。e-taxでも同様のことができるのですが、各項目の計算自体は自分でやる必要がありますからね、かなりの時短になって助かりました。

消費税申告まで一つのアプリで完結する

freeeはインボイス対応しているので、確定申告の流れで消費税申告まで行うことができます。

正直、課税事業者になって消費税を払うのは初めてだったので不安でした。だって、会計ソフトを契約してから、その機能ついてませんみたいなことって嫌じゃないですか。でも全く心配ありませんでした。

確定申告完了後、消費税申告の案内が出てくるので、それに従っていけばOKです。

freeeパソコン版の消費税申告作成画面1

特定の欄にどんどん数字を入力していくだけ。で、以下のように納税額を計算してくれて、消費税申告書も作ってくれます。

freeeパソコン版の消費税申告作成画面2

消費税申告ももちろんオンラインでの申請が可能です。

そして、最後に納税まで案内されます。

freeeパソコン版の消費税申告作成画面2

僕は近くのファミマで納税しました。『コンビニで支払う』を選択するとQRコードが発行されるので、マルチコピー機にかざして出てきた紙をレジに持っていけばOK。それで現金で支払いをして終わりです。

ちなみに、この時にもらったレシートは捨てないでください。消費税は租税公課として経費になりますので。早速『レシート撮影』機能で、次年度の経費計上してしまいましょう。

会計ソフトが節税に繋がる2つの理由

会計ソフトを導入することで、確定申告の手間が減って簡単に済ませられることは伝わったのではないでしょうか。ただ、楽になって節税ができたとしても、ソフトに数万円も支払うのは抵抗がある、という方もいらっしゃいますよね。

そんな方に、会計ソフトを導入してしまった方が、トータルでは節税できると僕が思う理由について解説します。まとめると以下の通りです。

  • 正しい方法で確実に青色申告ができる
  • 経費計上の漏れがなくなる
  • 会計ソフト自体を経費計上できる

それぞれ補足します。

正しい方法で確実に青色申告ができる

個人事業主が正攻法で節税するとなると、やはり青色で申告することが現実的です。

青色申告の特徴をざっくり言うと、正しい記帳方法(複式簿記)で帳簿をを作り、決算書と一緒に確定申告書を提出する代わりに、最大65万円の青色申告特別控除が受けられるというものです。これだけの金額が課税対象から外れるのは相当大きいので、使わない手はありません。

例えば、【収入ー経費ー青色申告特別控除】×10%で計算される国民健康保険を見てみます。青色申告するだけで65,000円(65万円×10%)の節税効果があります。さらに、所得税や住民税にも関わってくるので、青色申告するだけで年間で10万円近くの節税が期待できるのです。

経費計上の漏れがなくなる

経費計算を確定申告時期にまとめてやろうとすると、そもそも時間がかかりますし、あるはずのレシートがなかったりして、結局計上できなかったなんてことも。

しかも、レシートって1年も経つと文字が消えていってしまったりするので、結局何て書いてあったかわからなくなったりしますよね。

ですが、仕事で使う備品を購入したり、稼働車両の修理をしたり、取引先と食事をした当日に、レシートを写真に撮って取引登録してしまえば、計上漏れすることもなく、申告時期に大変な思いをすることもなくなります。

僕はレシートをもらったら写真を撮るという癖がつきましたし、余すところなく経費にすることができるようになりました。細かい金額であっても、何件も積み重なっていけば大きな金額を節税することができます。

freee会計を使って青色申告にチャレンジしよう

引用元:https://twitter.com/freee_jp

会計ソフトを使って青色申告することが、大きな節税につながることを説明しました。

たしかに、会計ソフトって高いですよね。年間でも数万円しますから。

ただ僕は、確定申告に割いていた時間が半分以下になり、帳簿や決算書作成を自動でやってもらえることで、堂々と青色申告できるようになりました。

「確定申告って本当よくわからない…」と嘆く方は、是非freee会計を使ってみてください。詳細は以下から確認できます。

ちなみに、インボイス事業者の方は消費税申告まで一気に行いたいと思うので、スタンダードプラン以上を契約した方がいいです。

30日間の無料お試し期間を利用するのがおすすめ

freeeには、有料プランを課金なしで30日間お試しできるというサービスがあります。ですので、本当に確定申告初心者の方は、ここから始めるのがおすすめです。

実際、僕もこれを利用した結果、自分でも簡単に操作できそうということで契約してますし。30日もあれば使い方は大体わかってきますからね。

無料期間中に確定申告を全部済ませることは可能か

30日間のお試し期間中に、確定申告を全部終わらせれば、実質0円で会計ソフトを使えるんじゃないか?と思いませんか。僕は考えました(笑)

しかし、それは現実的ではありません。と言うのも、お試し用のプランなので、厳密には有料プランの全機能を使えるわけではないからです。具体的に挙げると以下の通りです。

  • 取引データの閲覧が、直近1ヶ月に入力したデータのみ
  • 銀行口座の同期データの閲覧が、過去3ヶ月前のデータのみ
  • 確定申告書の作成が申告内容の入力までで、出力は非対応

こうした制限がある以上、会計ソフトを使ってペーパーレスで申告が完結することはないからですね。

まぁ、ソフトのデータを全部紙で書き起こして提出、とかやれば可能かもしれませんが…そこまでやるなら、普通に契約した方がいいですよね。

と言うことで、今回は会計ソフトについて解説しました。初めて導入する方には、freee会計がおすすめです。是非、今年こそは青色申告にチャレンジしましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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