こんにちは、わたなべです。会社員から軽貨物の宅配ドライバーへ転職して、早2年が経ちます。
僕は会社員を辞めざるを得ず、フリーランスでドライバーをやっていくという道を選びました。
この記事を読んでいる方も、現在会社員であるものの、脱サラ・フリーランスとして宅配ドライバーやりたいなと考えている方も多いのではないでしょうか。
その際、過去記事でも触れましたが、まずは委託会社と契約するのがおすすめです。
ただ、未経験の場合、どうやって転職理由(=志望動機)を伝えていいか難しいですよね。
そこで今回は、志望動機の書き方(作り方)について解説します。
この記事は、特に以下のような方に役に立てていただけるよう、記事を作成しています。
- 委託会社の求める人物像が知りたい方
- 履歴書に書く志望動機について、どう書いていいかわからない方
- 今後、軽貨物業界で長く働いていけるか不安な方
✅この記事の内容
- 軽貨物ドライバーに求められる5つのポイント
- 軽貨物ドライバーへの志望動機の書き方
- 軽貨物業界で長く働いていくためのヒント
軽貨物ドライバーに求められる5つのポイント
委託会社の求めるドライバー像は、以下の5点です。重要なものから並べています。
一つずつ解説します。
安全第一を厳守できること
軽貨物に限らず、全てのドライバーに言えることですが、安全第一は車に乗る人の義務です。
配送業界においても、当然最も避けるべきは交通事故です。
社会的に迷惑をかけるのはもちろんそうですし、シフトに穴を空けてしまうのは致命的です。
配達ルールを守れること
配達中、宅配ドライバーがやってはいけないルールが存在します。
- 無断での置き配
- 早配・遅配(時間指定無視)
- 配達態度が悪い
- 誤配
他にもいろいろあるのですが、特に上記のルールはどこの現場でも言われることなので、絶対に守る必要があります。
時間を守れること
配送業務には、着車時間(積み込み場所に到着する時間)や配達時間が指定されていることが多いです。早すぎてもダメですし、遅くてもダメです。
着車時間に遅れると、午前中の荷物が配りきれないなどの支障が出ますし、配達時間を守らなければクレームになります。
報告がしっかりできること
社会人として報・連・相ができることは常識ですが、ドライバーについても当てはまります。
具体的には、委託会社や営業所からお客様対応を指示された時や、駐禁等の取り締まりを受けた時、荷物を破損させてしまった時などです。
僕は元々報告が苦手で、駐禁を受けたのにしばらく報告しなかったことが原因で、委託会社からお叱りを受けてしまったことがあります。ですので、意外と重要なポイントです。
健康管理ができること
最後は、健康管理ができること。急遽体調不良ということになると、シフトに穴が空いてしまいます。
委託会社の方であったり、他のドライバーが代わりに出るしかないという事態になり、かなり迷惑をかけます。
「当日の欠勤だけはしないでくださいね」と、僕も念を押されたことがあります。やはり、ドライバーは体が資本です。
軽貨物ドライバーへの志望動機の書き方
前述した、求められるドライバー像に当てはまるよう、PRできる点を考えていきます。
上記のように、前職の経験や人から褒められたこと、失敗から学んだ点を混ぜると説得力が増します。
【実例】僕はこれで採用されました
僕が転職活動の際に、履歴書に書いたことを紹介します。
- 地元密着の自動車会社の営業として9年間勤務した経験から、配達エリアの土地勘があること、ドライバーとしての無事故期間が長いこと、お客様対応が苦にならないことが、配達業務にも生かされると考えています。
- 営業代行として1年半、1日200件飛び込み訪問をしていた経験から、体力には自信があります。また、体調不良で休んだことは一度もありませんでした。ドライバー業務は体力勝負かと思いますので、私に向いていると考えています。
このような形でアピールしていました。皆さんの参考になれば幸いです。
そもそも宅配は“接客業”である
僕が、軽貨物ドライバーを始める際に教わったことは、【宅配=接客業】ということです。
人と接する時間は限られているとは言え、派遣先の社員・お客様・他の委託会社所属のドライバーなど、言動が見られています。
身だしなみや言葉遣いは、思いのほか重要だと思った方がいいです。できてない方が結構いる分、ちゃんとした印象に映るだけで有利です。
軽貨物ドライバーの採用難易度は高くない
あくまで僕の肌感覚ですが、軽貨物ドライバーの採用難易度は高くないと感じています。
採用されやすい反面、信頼できる委託会社と契約すべきです。
僕は、こちらの会社1社受けて採用が決まったので即決しました。その理由として、「もっと他も見た方がいいですよ?」と面接官の方が言ってくれて、一人の人間として大事にしてもらえると感じたからです。
軽貨物業界で長く働いていくためのヒント
正直に言いますが、軽貨物ドライバーは不安定な立場です。業務委託のため、いつ契約を切られてもおかしくないからですね。
実際、僕は委託会社の契約を切られたことはないものの、突然派遣先から契約終了を言い渡されたことがありました。
そこで、いつ“委託切り”にあってもいいよう、準備しておくことが重要です。具体的には以下の通り。
- ドライバーとしての品質を保つ
- 宅配以外のスキルを身につける
こちらも順番に解説します。
ドライバーとしての品質を保つ
働き始めは、委託会社からも派遣先の社員からも信頼度はゼロです。「ちゃんと配達できるの?」という目で見られます。
しかし、前述した、求められるドライバー像を継続していくことで、徐々に信頼を勝ち取ることができます。
すると、現場で荷物をたくさん回してもらえたり、委託会社から追加で仕事を紹介してもらえたりするので、売上アップが期待できます。
宅配以外のスキルを身につける
軽貨物ドライバーは、現場にもよりますが、意外と待機時間があったりします。そうした隙間時間を見つけて、副業なり、将来につながるスキルを身につけておくと、精神的にも安定します。
僕もやっていますが、ブログ運営は相性がいいですね。
継続することが自信になる
僕は、適応障害になって会社を辞めました。固定給の会社員と違い、フリーランスなので、自分が働けなくなったら1円も入ってきません。
家族も養わないといけないので、転職したばかりの時はかなり不安でした。
しかし現在は、2年以上継続できたことが自信になっています。結構キツい現場も経験しているので、たぶんどんな宅配の現場でも適応できると思います。
どんな方にも向いている仕事ではありませんが、『継続は力なり』が当てはまる仕事だと思います。
さて、今回は以上です。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
別の記事で、軽貨物ドライバーの始め方について網羅的に解説していますので、そちらもどうぞお願いします。
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