軽貨物ドライバーへの志望動機の書き方【僕はこれで採用されました】

軽貨物ドライバー

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こんにちは、わたなべです。会社員から軽貨物の宅配ドライバーへ転職して、早3年以上が経ちます。

僕は会社員を辞めざるを得ず、フリーランスでドライバーをやっていくという道を選びました。

この記事を読んでいる方も、現在会社員であるものの、脱サラ・フリーランスとして宅配ドライバーやりたいなと考えている方も多いのではないでしょうか。

その際、過去記事でも触れましたが、まずは委託会社と契約するのがおすすめです。

ただ未経験の場合、まだ業界のことはよくわからないでしょうから、どうやって志望動機を伝えていいか難しいですよね。

そこで今回は、個人ドライバーに何が求められているのか、その上で志望動機の作り方について解説します。

この記事は、特に以下のような方に役に立てていただけるよう、記事を作成しています。

  • 委託会社の求める人物像が知りたい方
  • 履歴書に書く志望動機についてどう書いていいかわからない方
  • 面接の際に何か聞いておくべきか知りたい方
  • 軽貨物業界で長く働いていくためのヒント

✅この記事の内容

  • 軽貨物ドライバーに求められる5つのポイント
  • 軽貨物ドライバーへの志望動機の書き方
  • 面接で確認して本当に良かったと思う3つのこと
  • 軽貨物業界で長く働いていくためのヒント
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軽貨物ドライバーに求められる5つのポイント

委託会社の求めるドライバー像は、以下の5点です。重要なものから並べています。

  • 安全第一を厳守できること
  • 配達ルールを守れること
  • 時間を守れること
  • 報告がしっかりできること
  • 健康管理ができること

一つずつ解説します。

安全第一を厳守できること

軽貨物に限らず、全てのドライバーに言えることですが、安全第一は車に乗る人の義務です。

配送業界においても、当然最も避けるべきは交通事故です。

社会的に迷惑をかけるのはもちろんそうですし、シフトに穴を空けてしまうのは致命的です。

配達ルールを守れること

配達中、宅配ドライバーがやってはいけないルールが存在します。

  • 無断での置き配
  • 早配・遅配(時間指定無視)
  • 配達態度が悪い
  • 誤配

他にもいろいろあるのですが、特に上記のルールはどこの現場でも言われることなので、絶対に守る必要があります。

時間を守れること

配送業務には、着車時間(積み込み場所に到着する時間)や配達時間が指定されていることが多いです。早すぎてもダメですし、遅くてもダメです。

着車時間に遅れると、午前中の荷物が配りきれないなどの支障が出ますし、配達時間を守らなければクレームになります。

報告がしっかりできること

社会人として報・連・相ができることは常識ですが、ドライバーについても当てはまります。

具体的には、委託会社や営業所からお客様対応を指示された時や、駐禁等の取り締まりを受けた時、荷物を破損させてしまった時などです。

僕は元々報告が苦手で、駐禁を受けたのにしばらく報告しなかったことが原因で、委託会社からお叱りを受けてしまったことがあります。ですので、意外と重要なポイントです。

健康管理ができること

最後は、健康管理ができること。急遽体調不良ということになると、シフトに穴が空いてしまいます。

委託会社の方であったり、他のドライバーが代わりに出るしかないという事態になり、かなり迷惑をかけます。

「当日の欠勤だけはしないでくださいね」と、僕も念を押されたことがあります。やはり、ドライバーは体が資本です。

軽貨物ドライバーへの志望動機の書き方

前述した、求められるドライバー像に当てはまるよう、PRできる点を考えていきます。

  • 安全第一を厳守できること:過去10年違反歴がない、人との接触は起こしていない、横断歩道は必ず減速することを心がけている、など
  • 配達ルールを守れること:経理の仕事だったので慎重かつ落ち着いて業務に当たってきた、危険職だったのでルールを守ることが求められてきた、など
  • 時間を守れること:時間が正確だと取引先から褒められた経験がある、誰よりも早く出社していた、など
  • 報告がしっかりできること:顧客と密にコミュニケーションを取ることで受注につながった、報告をしなかったことでお叱りを受け重要性を学んだ、など
  • 健康管理ができること:風邪を引いてもすぐに治すことを心がけてきた、趣味でスポーツをやっていて体が丈夫、など

上記のように、前職の経験や人から褒められたこと、失敗から学んだ点を混ぜると説得力が増します。

【実例】僕はこれで採用されました

僕が転職活動の際に、履歴書に書いたことを紹介します。

  • 地元密着の自動車会社の営業として9年間勤務した経験から、配達エリアの土地勘があること、ドライバーとしての無事故期間が長いこと、お客様対応が苦にならないことが、配達業務にも生かされると考えています。
  • 営業代行として1年半、1日200件飛び込み訪問をしていた経験から、体力には自信があります。また、体調不良で休んだことは一度もありませんでした。ドライバー業務は体力勝負かと思いますので、私に向いていると考えています。

このような形でアピールしていました。皆さんの参考になれば幸いです。

そもそも宅配は“接客業”である

僕が、軽貨物ドライバーを始める際に教わったことは、【宅配=接客業】ということです。

人と接する時間は限られているとは言え、派遣先の社員・お客様・他の委託会社所属のドライバーなど、言動が見られています。

身だしなみや言葉遣いは、思いのほか重要だと思った方がいいです。できてない方が結構いる分、ちゃんとした印象に映るだけで有利です。

軽貨物ドライバーの採用難易度は高くない

あくまで僕の肌感覚ですが、軽貨物ドライバーの採用難易度は高くないと感じています。その分、信頼できる委託会社と契約するべきですね。

僕は、千葉県のShakheartという会社を1社受けて、採用が決まったので即決しました。その理由として、「もっと他も見た方がいいですよ?」と面接官の方が言ってくれて、一人の人間として大事にしてもらえると感じたからです。

それ以来3年間稼働していますが、ドライバーへの対応は手厚いと感じているので、自分の直感を信じて良かったです。しかし、いざ現場に入ってみると委託会社が全然フォローしてくれないとか、聞かされていた報酬額と違うなんてことは結構あります。

ですので、面接で確認すべき内容についても次章で解説します。

面接で確認して本当に良かったと思う3つのこと

いざ面接を迎えるに際して、僕が確認しておいてよかったと思う点について挙げます。

  • 現場の荷物の数
  • リース車の自己負担額
  • 休日出勤の有無

それぞれ補足します。

現場の荷物の数

個建て契約の場合、配完数×単価で報酬が決まりますので、荷物が少なければ稼げないということになってしまいます。

■参考記事>>【軽貨物】個建てと車建てのメリット・デメリット【どっちが良い?】

僕も軽貨物ドライバーをスタートしたのは個建ての現場からだったのですが、あらかじめ荷物の個数を確認させてもらいました。これはやっておいて本当に良かったですね。というのも、最初は自宅から近所の現場を紹介されたのですが、目標の手取り額に届く現場ではなかったためです。

まとまった金額を稼ぎだす必要があったので、少し距離がありましたが荷量が多い現場を希望。結果的に、1日120〜130個程度は配完数を伸ばすことができ、目標金額を達成することができました。その時の詳細は以下の記事で解説しています。

■参考記事>>僕が未経験からの軽貨物ドライバーで月の手取り30万円を稼いだ方法

リース車の自己負担額

軽貨物配送をスタートさせたいと思っていても、多くの方は黒ナンバーの車持ってないですよね。車両リースを希望する方が大半のはずなんです。

安心してほしいのは、ほとんどの委託会社で稼働用車両を用意してくれるということです。ですので、車を持っていなくてもすぐに仕事を始めることができます。

ただこのリース車について、個人ドライバーがどこまで負担するのかというのが、委託会社によって様々です。例を挙げると以下の通りです。

  1. 月額5万円:車検やオイル交換、タイヤ交換などコミコミ
  2. 月額3万円:整備代はドライバー負担
  3. 月額4万円:車検代のみドライバー負担

これ結構大事な話なんですが、意外と曖昧にしている会社があるので、最初に確認しておいた方がいいです。

例えば、2番目の月額3万円プラン、一見安そうに見えますよね。ただ、ドライバーの走行距離は半端じゃなく伸びるので、整備代が嵩みます。その上、年式の古い車だと車検代も高額になります。そう考えると、月額5万円でも整備付きの方が、トータルで出費を抑えられたりすることもあるんですね。

さらに言うと、新しい車をリースできるとは限りません。委託会社の方針次第です。リース代は高めでも新しい車を用意してくれる会社もあれば、リース代を抑える代わりに10万km超の車を用意される場合もあるわけです。

ですので、個人的には1番目の、月額5万円で全部メンテナンスまでやってくれた方が、毎月の支払額が読めるのでいいな、と個人的には思います。この辺りは人それぞれ感じ方が違うところですが、よく考えて選択してほしいですね。

最初はリース、慣れてきたら持ち込みがベター

一般的にリース代は、持ち込みに比べてやや高めです。やはり自分の車で稼働するのが安定して割安です。しかし、いきなり車を購入してしまうのもリスクです。自分が本当に長く働いていけるかわかりませんから。

そこで、まずは配達スキルを磨きつつ仕事に慣れるまではリース車、その後長くやっていけそうだと判断できたタイミングで自分の車を購入する、というのがベターな選択です。

ただ、リース代をかなり抑えてくれている委託会社も存在します。リース料は全額経費にできるというメリットがあるため、その場合はリース車に乗り続けるという選択もアリですね。

■参考記事>>【軽貨物ドライバー】車両購入時の3つの注意点【リースvs持ち込み】

休日出勤の有無

稼働現場によっては休日出勤する必要が出てくることがあります。

例えば、3人が交代で出勤している現場で稼働しているとします。通常2人だけで対応できる荷物量でも、7月や12月の繁忙期や、稀にあるのですが荷量が爆発した時など、休みを取っているドライバーにお願いして出勤してもらうことがあります。

配達員の休日出勤のイメージ

大手配送会社の現場なら正社員のドライバーにお願いできるかもしれません。また、委託会社の社員が急遽ヘルプに入ってくれるかもしれません。

ただ、それができない場合は、限られた戦力でやりくりするしかありません。どれだけ多くの荷物があったとしても、誰かしらが当日中に配達しないといけないので。ですので僕も実際に、休みでも駆り出されることが数ヶ月に一度程度はありました。

なかなか希望した通りに休みが取れないのは軽貨物業界の特徴ではあるのですが、さすがに休日出勤が横行するようだとキツイですから、自分を守るためにも確認は必要です。

軽貨物業界で長く働いていくためのヒント

最後に言いたいことがあります。それは軽貨物ドライバーは不安定な立場であるということです。

実際、僕は委託会社ごと、大手配送会社の現場から外されたことがあります。いわゆる委託切りです。別の現場を用意してもらえたので問題なかったのですが、あやうくしばらくの間収入がなくなるところでした。

そこで、何かが起こってもいいように準備しておくことが重要です。具体的には以下の通り。

  • ドライバーとしての品質を保つ
  • 宅配以外のスキルを身につける

ドライバーとしての品質を保つ

何より、配達員の価値は配達品質で決まります。具体的には、時間を守るだとか、無断置き配をしないとか、未配を出さないとかですね。こうしたことを続けることで徐々に信頼を勝ち取って、自分の立場が盤石になってきます。

と言うのも、働き始めは委託会社からも派遣先の社員からも信頼度はゼロです。「ちゃんと配達できるの?」という目で見られてしまうんですよね。これは何の仕事をしてもしょうがないことだと思いますが。

ただ、一度信頼してもらうことができれば、現場で荷物をたくさん回してもらえたり、委託会社から追加で仕事を紹介してもらえたりするので、売上アップが期待できます。

この辺りの配達スキルに関しては、別記事でも解説しているので、是非参考になれば嬉しいです。

■関連記事>>【宅配】軽貨物ドライバーが押さえるべき早く回るコツ【脱初心者】

宅配以外のスキルを身につける

軽貨物ドライバーは現場にもよるのですが、意外と待機時間があったりします。そうした隙間時間に、副業なり将来につながるスキルを身につけておくと、効率的に稼ぎの柱を作ることができます。

独身で自分の食べる分だけ稼いでいけばOKという方は、軽貨物一本でも十分やっていけるでしょう。ただ、僕のように家族を養う必要のある方にとっては、体を酷使するドライバー業だけというのは、結構不安に感じているんじゃないかと思います。

実際、僕の周りにも、軽貨物の委託会社を作る準備をしていたり、動画編集のスキルを高めつつyoutube運営をしている人もいます。僕もこうして何本も記事を書いていて、今では知人のブログ運営も始めました。

ずっと配達をやっていくのも良いですが、不安な方は、将来的に別の手段で収入を生む行動を、同時にやっていくことをおすすめします。

継続することが自信になる

僕は、適応障害になったことがきっかけで、会社を辞めざるを得ない状況を経てドライバーになりました。社会保険とか雇用保険だったり、固定収入が毎月入ってくる会社員ではなくなるので、当初はかなり不安でした。

しかし結果的に、3年以上継続できていて、それがかなり自信になっています。結構キツい経験もしてきていますし、現在ではほとんどの現場でやっていけると思います。

どんな方にも向いている仕事ではありませんが、『継続は力なり』が当てはまる仕事です。最初は大変ですが、少しづつ楽になっていくはずなので、是非頑張って欲しいです。

ということで、今回は軽貨物ドライバーの志望動機、また面接で確認すべきことを中心に解説しました。最後までお読みいただきありがとうございました。

別の記事で、軽貨物ドライバーの始め方について網羅的に解説していますので、そちらもどうぞお願いします。

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