浪費家の僕が1年で100万円貯金した方法【現実を見られない人へ】

生き方

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こんにちは、わたなべです。

少し前、労働マルチにハマった話について書きました。妻子持ちで住宅ローンもあるのに300万円もの貯金を溶かしてしまった実話です。

僕は根っからの芸術家気質で、現実を正しく受け止められない傾向があります。それゆえ、収入がいくらだから支出はそれ以内にしようとか、考えて行動するのが苦手です。今までも、稼いだ分全部使ってしまったり、気づいたらなくなってたみたいなことが多々ありました。

しかし、貯金額がマイナスになっているのを目にしてさすがにヤバいと思い、高単価の軽貨物ドライバーに転職。身を粉にして働いた結果、1年間で100万円貯金することができました。

この記事を読んでいる方の中にも、僕のように収支のバランス感覚が乏しく、お金がなくなりがちな方が少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、多額のお金を失ってきた僕が、どう考え方を改めて貯金ができるようになったのかを解説していきます。

特に以下のような方に役立てていただけるよう、記事を作成しています。

  • なぜお金がなくなってしまうのか自分でもわからない方
  • どうすれば貯金できるのか具体的な方法が知りたい方
  • 堅実に生活していくためにはどうしたらいいか悩んでいる方

✅この記事の内容

  • お金がなくなってしまう5つの原因
  • 浪費家の僕が1年で100万円貯金した方法
  • 得意なことと求められていることが重なる領域があなたの価値
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お金がなくなってしまう原因

お金がなくなってしまうのは、どう考えても支出が収入を上回ってるからです。過去の僕がそうだったのですが、こんな当たり前のことも意識せずにバンバンお金を使っていると、当然ながらお金は貯まりません。

ではなぜ意識できないのか。これには以下のような原因があります。

  • お金がなくても困らない状態である
  • 簡単にお金が下ろせる
  • お金を使うのが習慣化している
  • なんとかなると思い込みすぎている
  • 貯金のための目的がない

この中で、僕が結構深刻だと思っているのが下の2つです。

なんとかなると思い込みすぎている

僕自身も労働マルチ時代に、「ビジネスオーナーになりさえすれば、失ったお金は取り戻せる」と思っていました。洗脳状態だったのでアレですが、貯金がなくなってからも継続するために、どこから借金しようかと本気で考えていました。

他にも、軽貨物配送を始めてから気づいたことですが、ドライバーの仕事をしている人の中にも、楽観的すぎてお金がなくなってしまっている方が少なくありませんでした。中には、遊ぶために250万借金して今何年もかけて返しているような方もいます。

建て直せればいいのですが、返していけないほど借金をしてしまうと、苦しむのは自分です。自分でお金を使う歯止めが効かないなら、誰かに管理してもらいましょう。

貯金のための目的がない

お金を貯めるための目的がないのも、お金が出ていってしまう大きな要因です。これが言いたいがために、この記事を書いたといっても過言ではありません。

もちろん、貯金の目的がないのに、無理して貯金する必要はありません。経済のためにも、好きなだけ使ってください。

ただ、何の努力してないのに「お金がない」って言ってるくらいなら、1年後に海外旅行に行くとか、貯める理由を作って頑張った方が良くない?って思います。

ちなみに、僕の当面の目標は、『溶かしてしまった300万円を“返金”すること』です。生活費や税金に取られた上でまとまった金額を残すのは大変ですが、色々工夫することで少しずつ実現しています。

貯金できない僕が1年で100万円貯金した方法

では、どのように僕が1年で100万円貯めたかを解説します。結論は以下。

  • 人生の目標を設定し直した
  • 単価の高い仕事に就いた
  • 税金の仕組みを勉強した
  • 料理の勉強をした
  • 空き時間を副業に全振りした

それぞれ解説します。

人生の目標を設定し直した

僕には子どもがいますが、過去の自分が優先していたことは『自分の市場価値を上げて稼げるようになること』でした。そうなることで、家族も幸せになると信じ込んでいたんですよね。

しかし、妻や両親に諭されたことで、人生の目標を『子どもたちに不自由ない生活をさせ、成人まで育てあげること』に設定し直しました。

これによって、それまでこだわっていた“仕事でスキルを身につけること”だったり、本来持つ必要のなかったプライド(?)がなくなり、どんな方法でもいいから、溶かしてしまった300万円を“返済”することを決意しました。そして、手っ取り早く入ってくるキャッシュを増やすためにはどうすればいいかを考えるようになりました。

単価の高い仕事に就いた

効率的に収入を増やすために、単価の高い軽貨物ドライバーになることにしました。会社員になると給料を抑えられてしまいますし、僕の場合、適応障害になってしまった過去があるので、精神的負担を排除した自営のドライバーが最適でした。

結果的に、1日で少なくとも2万円以上、多い時は3万円以上売り上げ、経費・税金を引いても手取り30万円を達成することができました。詳しくは別記事にしていますので、以下からどうぞ。

■参考記事>>僕が未経験からの軽貨物ドライバーで月の手取り30万円を稼いだ方法

税金の仕組みを勉強した

いくら稼ぐと、いくら税金で持っていかれるのかを勉強しました。

キャッシュが入ってきても、引かれる金額が大きいと残りませんよね。個人事業主ですから、どうせ確定申告せざるを得ません。この際、自分に関係しているすべての税金について、どんな計算方法で決まっているのかを徹底的に調べました。その模様についても、以下で解説しています。

■参考記事>>軽貨物ドライバーで生活していけるのか?【経費や税金について解説します】

何が経費になって、何が経費にならないのかがわかると、自然と無駄遣いすることがなくなりました。

結果的に、所得税がゼロに、さらに住民税も減税にすることができ、手取りを増やすことに成功しました。会社員から転職した翌年は、元々税額が少ないことも追い風になりました。

料理の勉強をした

実家を出てからというもの、比較的料理をする方だったので、勉強という感覚はありませんでしたが、材料費を下げるためにどうしたらいいかを調べました。以前はお肉を使っていたところを豆腐にしたり、もやしありきで何の料理にするか考えたりしています。

また、配達中食べるために、おにぎりを持って行っています。毎日同じ具材だと飽きるので、安い材料を探したり、調味料を変えたりしています。

特に、参考になっているのが、リュウジのバズレシピさんです。いつもお世話になります。

空き時間を副業に全振りした

休日や、早く起きられた時は、副業に時間を当てています。

僕の本業は、大手配送会社の現場ドライバーなのですが、委託会社に頼んで、休日1日だけスポット配送を入れてもらうことで売り上げを増やしていました。

また、その他の時間は、今やっているように記事を作成しています。こちらはまとまったお金になるというよりは、外に行って余計なお金を使わないことに役立っています(早くたくさん稼げるようになるといいのですが…)。

得意なことと求められていることが重なる領域があなたの価値

あなたの得意なことは何ですか。1つかもしれませんし、たくさんあるかもしれません。その中で、社会的にも求められていること、それがあなたの価値です。

「生きているだけで誰しもが価値がある」みたいな概念もあって否定しませんが、ここでは経済的価値と割り切って考えてください。

上図のようなイメージで、2つの円が重なっている部分に、人はお金を払い、それが収入になります。ですので、そうした領域を自分の中から探すのです。

例えば僕の場合、軽貨物でお金を貯められたのは、以下がマッチしていたからです。

  • 得意なこと:長時間体を動かすこと。1日200件以上を歩いて飛び込み訪問していたので、車に乗って配達することは全く苦にならない。
  • 社会に求められていること:EC需要の高まりで、荷物はどんどん増える一方。安定的に出勤してくれるドライバーが必要。

こうした状態を作れれば、ちょっと楽に生きることができます。いくら社会的に求められることだとしても、得意なことでなければ消耗し続けるだけです。得意なことを探すのです。

得意なことがないと思っている人へ

「得意なことがないんだけど…」と言う人がいます。僕もずっとそうでした。

しかし、得意なことがない人はいません。自分では気づいていないだけです。

ではどうすれば、向いていることに気づけるのか。結論は以下の2点です。

  • 周囲の人の得意不得意に目を向ける
  • 人から褒められたことを思い出す

他人と比較することで初めて、自分がどんな存在なのか理解できます。周囲の人をよく観察してください。自分との差に気づけます。

そして、1回でも褒められたこと、これこそがあなたが社会に提供できる価値です。

僕は、自動車会社時代に、自作のチラシを作って営業アイテムとして使っていたことがあります。営業マン個人が作るクオリティとしてはなかなかだったので、「あんた、営業じゃなくてこっち(=クリエイティブ)の仕事の方が向いてるんじゃないの?」と本気で言われたことがありました。

それから数年経ちますが、今ではこうして記事を書いています。自分では、文章が得意だと全く思っていませんが、たぶん得意なことをやっています(現に、今あなたに読んでもらっていますし)。

まとめ

繰り返しますが、お金を失いがちの僕が1年で100万円貯めた方法は、『絶対的に守るべき貯金の理由を作り、高単価の仕事に就き、いくら稼ぐといくら税金で取られるのかを理解し、食費を削り、休日も働き余計な出費を抑えた』ということになります。

僕は自分の人生を振り返ると、頑張っている割にはそれほど成功せず、むしろ人よりも失敗を積み重ねてきました。貯金なんて、一度も増やしたことはありません。

しかし、自分のことを理解し特性を活かすことで、1年で大きなお金を手元に残すことができました。こんな自分でも、ちょっとの成功体験を実現できたのは、正しい方法で努力できたからだと思っています。

これを読んでいる方も、失敗続きでずっとお金がない方も少なくないかもしれませんが、活動の方向性が間違っているだけです。どうか自分に合った道で活躍してほしいと思います。

今回はここまでです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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